ボトックスについて
ボトックス(BOTOX
)は米国Allergan 社の商品名で、主要成分はクロストリジウム・ボツリナム(Clostridium botulinum
)、クロストリジウム属菌(Genus Clostridium )のA 型毒素(Botulinum Toxin A
)です。
このボツリヌス毒素タイプA (ボトックス)を、改善したい部位の筋肉、あるいは筋肉グループに直接注入することで、その筋肉の働きを一時的に弱め、表情じわや輪郭形成、汗の分泌といった症状を抑える治療法です。
ボトックスは、2002 年にFDA (米国食品医薬品局)からその安全性と効果について承認を受けた製品です。
ボトックスの効果
ボトックスの薬理作用は、神経伝達物質アセチルコリンの分泌阻害です。筋肉を動かす元となるアセチルコリンの放出をボトックスは止めるため、筋肉が動きにくい状態をつくりだします。つまり眉間や額、目尻のしわなどの皮膚に付着した筋肉(表情筋)に一時的な麻痺を起こします。
よって、 手術などの従来の方法では治療が難しいとされきた、表情筋の収縮が大きく関与しているしわには非常に有効であると考えます。
また、収縮を抑制された部分の筋肉は徐々に退化して細くなっていきます。筋肉が細くなるとフェイスラインにも効果が現れ、小顔になるという効果もあります。
さらに、わきの下にボトックスを注入することで、汗腺を支配している神経の働きを弱めるため、多汗症治療にも効果が期待できます。汗の量を減らすことで臭いの軽減も可能です。
1 回の施術時間は約10 〜15 分。ボトックスはの効果は、個人差がございますが注入後3 〜4 日目に現れ始め、約3
〜6 ヶ月持続します。
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